友人からノートパソコンの修理依頼を受け、OSのリカバリやHDDからSSDへの換装などを行ったので、そのレポートを書いていきます。
目次
Windows 10が起動しないらしい
この状態でいくら待っても%が進んでいかない模様。恐らく更新プログラムの構成(≒Windows Update)が失敗しているのだろうと予想がつきます。
システム修復ディスクを使ってシステムの復元を実行
他のWindows 10で用意したシステム修復ディスクを使い、システムの復元を行います。これによって、システム(≒OSの設定やアプリのインストール状況など)が正常に起動していた頃の状態に戻すことができます。
そのPCには1つだけ復元ポイントが残っており、4か月ほど前の状態に戻すことができました。
一応Windowsは起動できたが…
起動直後からかなり重く、起動から3分経つと完全に固まってしまう、という状態になってしまいました。
こうなるともう最終手段のOS再インストールしか無い、となるとデータを残したままのインストールは難しい、ということで再インストールの前にデータのバックアップをしていきます。
Ubuntu(Linux)を使い、データを外付けHDDにバックアップ
Windowsは重すぎてファイルのコピーすら厳しそうだったので、USBメモリにUbuntuをインストールし、ノートPCのBIOSから起動ドライブを選ぶことでUbuntuを起動。このとき、BIOSの設定でLegacy USB SupportをONにしないとUSBから起動できませんでした。
WindowsのCドライブのフォーマットはNTFSですが、Ubuntuの初期状態では勝手にマウントしてくれないので、ntfs-3gを使い、コマンドをちょちょいと打って手動でマウントします。
参考 : UbuntuでWindows(NTFS)のHDDをUSB接続する – DACELO SPACE
するとGUIのファイルマネージャにもCドライブ(にあたるドライブ)が現れるので、あとは必要なファイルをGUIでコピー・アンド・ペーストするだけの簡単な作業です。
やってから思ったけどWindowsをセーフモードで起動すれば簡単にできたかも
せっかくOS再インストールするならついでにHDDからSSDに換装してしまおう
ちょっと古いPCのストレージをHDDからSSDに換装することで、サクサク動作を低コストで実現できるらしい、という話を聞いて、前々から試したかったので、この機会にやってみました。
SSDは大阪日本橋まで行って中古の240GBを買ってきました。
ノートPC(ASUS X550L)の分解はデスクトップPC自作経験者なら目瞑りながらでもできるくらい簡単でしたが、一応手順と写真を載せておきます。
あとはHDDとSSDを入れ替えて逆の手順で元の状態に戻すだけです。
Windows 10を新規インストール
別のWindows 10を使ってWindows 10インストールメディア(USBメモリ)を作り、それをUbuntuと同じ要領で起動し、画面の指示に従ってWIndowsをインストールします。
無事起動
Windowsが無事起動したらバックアップしたデータをコピーし直してすべての作業完了です。
再インストール前の激重感は完全に無くなり、軽くブラウジングもしてみましたがサクサク動きます。
HDDにWindowsをクリーンインストールした時と起動速度(だいたい)を比較すると、HDD40秒 → SSD15秒!!!!
さらにソフトをインストールしていくにつれ、その差は大きくなっていくので、SSDに換装する価値は十二分にあったと思います。
(速度のベンチマークも取ったはずなんですが、写真撮るの忘れました笑)